HOME >挽き茶の体験交流会を実施しました。

挽き茶の体験交流会を実施しました

10月29日(日)橿原市中曽司町だけに残る挽き茶の体験交流会を実施しました。
全国でも珍しい煎茶・番茶を泡立てて飲む「振り茶」という喫茶文化を楽しむ会
家庭でつくられた、煮物や漬物を茶の子を持ち寄り、泡立てたお茶に、きりこ(あられ)をいっぱい浮かべて
茶の子と共に飲む(食べる)喫茶文化。

 

<中曽司の挽き茶>
抹茶を茶筅で泡立てさらにお湯をたし、塩を少し入れ、きりこ(あられ)たっぷり入れて飲む(食べる)
お茶と香ばしいきりこが微妙にマッチして、何杯でもいただける不思議なお茶


<挽き茶と共にいただく茶の子>
各家庭で手作りした茶の子と呼ばれる煮物、素朴で優しい味に箸が進む 茶の子は里芋の煮っころがし、ひじきと揚げの焚き合わせ、さやいんげんの煮物


<大和お茶の歴史について講演 奈良女子大学名誉教授 的場輝佳氏>


<中曽司本町自治会の皆さんの指導による挽き茶体験会>
茶筅でお茶を泡立てるのが難しくも楽しい。
参加者全員でお茶を点てていただきました。


<語り部の松嶋好子(97歳)さんによる中曽司ひき茶のお話し>
中曽司にお茶が伝わったのは、なんと神武天皇が大和を平定され橿原の宮を造営さたおりに、中曽司集落にお茶の種をいただいたことからと、 また、中曽司の名前の由来は、神武天皇が中の御曹司であったことから、それが訛ってナカゾウシとなったと、語り伝えられてきたとお話しされた。


<橿原市の亀田市長も中曽司挽き茶の体験に駆けつけてくださいました>


<生駒亭茶千こと久保建史氏によるお茶にまつわる落語の披露>
一子相伝の生駒高山の茶筅づくりなどお茶にまつわる話題を落語で披露していただきました。


<<中曽司挽き茶を長く伝えてと、小関吉浩氏による伊勢音頭祝い歌を披露>>